<洋画>インセプション - 人間の潜在意識を操る新感覚サスペンス
[UP:2010.07.20]
渡辺謙とレオナルド・ディカプリオが共演する話題作。先行上映で見て来ました。

ストーリーは
コブ(ディカプリオ)は人の夢の中に入り込み、潜在意識を探って、アイディアを盗み出すという産業スパイのスペシャリストで国際指名犯。
サイトー(渡辺謙)はそんなコブに対し、「敵企業の跡継ぎにある考えを植え付けて、その会社を潰してしまうことができないか」と依頼する。アイディアを盗むよりずっと難しい(このミッションが「インセプション<植え付け>」)が、これが成功したら家族の元に戻れるとあって、この依頼を受ける。
跡継ぎに植えつける夢の設計師、睡眠薬の調合師など、それぞれのスペシャリストを集め、計画がスタートする。
サイトーが航空会社を買収し、跡継ぎが乗るファーストクラスを仲間たちで貸しきるという大掛かりな計画。
フライト中の10時間で、跡継ぎに対し、インセプション<植え付け>を成功できるのか。
最初の30分は、なにがどーなっているのか、誰がどういう立場なのか、さっぱり・・・
ここで、諦めたり、悲観したりしてはいけませんぞ。
徐々にわかってくるんですから。のっけからけっこう難しいのだった。
跡継ぎに植え付ける夢の階層は3階層。
夢の中に夢があり、さらにその夢の中でまた夢。さめてもさめても夢であるという・・・どこからどこまでが現実か夢か、境界線がまったくわからないほど、複雑な設計である。
映像も激しいスピードで展開されていくし、途中、コブの回想シーンは混ざるわで。
終わってから、ダンナと「あれってこういうこと?」「あそこでああしたのはコレだったから?」みたいに、お互いにわかった範囲で復習しました。
渡辺謙はけっこう良かったよ。ラストサムライと違って、準主役といってもいい役柄である。
依頼人なんだけど、5人の仲間と一緒に夢の中に入って いくから、出演シーンもセリフもすごく多い。そんな中でも違和感を感じることなく、存在感もばっちり。
夢の仕掛けがとても大きくて、うまくいくのかハラハラドキドキ。
思わず、『オーシャンズ11』を思い出した私だったけど、あの映画のような単純明快、歯切れの良さはありません。人間の性(さが)という深いテーマを追わずに、かるーく楽しめる展開でも良かったのかなあと。
監督は違うのに、デカプリオの背負うものが、『シャッターアイランド』と酷似している。どうしてだろう。ディカプリオには、重ーいものを背負いながらも、明るく洒脱に見せるという演技は、難しいのかなあ。
もう少し、明るめに行ったほうが、夢の3階層というシカケが映えたような気もするが。
もちろん、これは私の勝手な見方で、監督の意図は人間の性を描くほうだったのだろう。
でも、ラストシーンを見れば、このシーンのためにこの映画はあったのねーと納得させられる、なんともいえない深さが・・・
映画中には、インセプションって<植え付け>と訳されているんだけど、この言葉はもともと<始まり>という意味。ラストシーンこそがコブの人生のインセプション<始まり>なんだと思うと、タイトルの深みも感じた。
この夏、おすすめの1本です。
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明治大学卒業後、27歳でヒロテックを起業。パソコン畑一筋。
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