<洋画>インビクタス負けざる者たち - 人種の壁をラグビーで越える
[UP:2010.02.08]
南アフリカではじめて黒人大統領になったネルソン・マンデラ氏が、白人・黒人の壁を越えて国をまとめあげていく様を描いた映画。
クリント・イーストウッド監督。主演(マンデラ大統領役)のモーガン・フリーマンは私の大好きな『最高に人生の見つけ方』にも出演、同監督のアカデミー賞作品『ミリオンダラーベイビー』でも助演男優賞をとった名優である。

南アフリカでは、今年、サッカーのワールドカップが開催されるけど、この映画では1995年に南アフリカで開催されたラグビーのワールドカップを舞台に描く。
ストーリーは・・・
南アフリカに根強く残るアパルトヘイト(人種差別)。
ラグビーの代表チームは白人の象徴ともいえる存在で、国の大多数になる黒人(かつてはマンデラも)にとっては憎むべき存在でしかなかった。
しかし、大統領になったマンデラはこのチームを国民の団結の象徴としようと決意する。その手腕は・・・・。開催国の弱小チームはワールドカップで勝っていけるのか。
モーガン・フリーマンの好演が光る。マンデラ大統領自身が「彼に演じて欲しい」といっただけあって、マンデラ氏が出演しているかと錯覚するくらい。
映画の中のあちこちで出てくる、マンデラ大統領のすばらしい言葉に感動する。
黒人政権になったあと、白人たちに復讐しようとして、ラグビーチームの名前やチームカラーを替えようとする。スポーツ協会は全会一致でそれを決定。
それを聞いた大統領は、会議をほったらかして、協会へ。
黒人たちの不評も恐れずに、
憎しみはわかるが、憎しみの連鎖からは何も生まれない。
今こそ寛容な心を示すべきだ
(もっとステキなセリフだったが、意味はこんな感じ)
と演説する。現在のテロリストや政治家全員に聞かせたいようなセリフである。
白人たちに30年も刑務所に入れられたマンデラ大統領自身がこう言うんでは、他の人は反対もできない。
そうやって、1つずつ、心を込めて言葉を出していくうちに、まず、マンデラ大統領のそばにいる人たちの意識が変わっていく。
そして、ワールドカップへ・・・・
弱かった南アフリカチームは、ニュージーランド代表で最強の「オールブラックス」相手に、果敢に戦いを挑んでいく。
映画ってすごいなーと思うのは、
マンデラ大統領のことを何も知らなかった私が、南アフリカ全体に興味をもつようになる。
その影響力がある。
サッカーのワールドカップでも、映画を見る前と見た後では全然、見方が違うようになるはずだ。
これは私だけではないはずだ。
あまり知られていなかった功績に光をあてて、感動的に描き出したクリント・イーストウッド監督に賛辞をささげたい。
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明治大学卒業後、27歳でヒロテックを起業。パソコン畑一筋。
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