カメラマンになるな、演出家になれ! by 伊藤正仁
[UP:2009.05.08]
オンラインショップ、ネットオークションの画像に特化した撮影方法を教授してくれる本である。
裏表紙には「この本を手にしたあなたは幸せです」と大きく書かれている。
ずばり、その通り! 幸せになった本であった。
平成17年初版だからすでに手にした(幸せになった?)人も多いかと思うが、今でも非常に参考になる。
・日本カメラ社出版
・平成17年初版
・定価2300円(270ページ)
amazon.co.jpで見る
■目次抜粋
・商品を売るための考え方 演出家になれ!
・これだけは覚えて! デジカメの基本操作
・ぜひ揃えて! 撮影に必要な道具たち
・さあ、実際にやってみましょう
この本の特筆すべき点は、なんといっても、「カメラ素人がやる、売れるための商品撮影」に特化しているところだろう。
「うまく撮影する」というテクニック本は多いが、「余計な時間、余計な道具(投資)はできるだけ省く」というスタンスが貫かれている本は少ない。
私自身、プロのカメラマンによる写真撮影講座にも何回も出たし、実際に撮影しているスタジオなどに同席したことも多い。しかし、こんな視点で撮影を教えてもらったことはなかった。
プロのカメラマンに教えてもらった感想というと・・・
「うーん、絞りやらシャッタースピード、被写体深度やら、難しいなあ」
「レフ板ってどこに置いたらいいのか、よくわからん」
「やっぱり、うまく撮影するには専門器具や一眼レフが要るんだなあ~」
ってな感じ。
上のような感想をお持ちのショップオーナーのみなさまがいたとしたら、
ぜひ、この本を読んでみること(そして実践も)をおすすめする。
たとえば、よく質問されるデジカメの選び方。
「コンパクトカメラでも充分、ネット用の商品写真なら100万画素もいらない」とすっぱり!
その代わり、マクロモードのとき望遠でピントが合うかどうか、といったことが書かれている。
た、たしかに・・・私もこれで失敗したことが多いのだった。
そして、私がもっとも苦労している、照明とレフ板の使い方について・・・
実際にレフ板を置いて撮影している写真が多数紹介されているのがイイ。
それも、レフ板や照明ごとに「こうしたらこんな写真になる」と、悪い例もちゃんと紹介されているのだ。
あ、こんな商品でこんな照明のときは、ここにレフ板を置けばいいのか!!
と素人の私でもわかる構成。
おまけに、できるだけ天井の蛍光灯だけで撮影しよう、というシンプルなスタンスである。
本書の後半では、商品の種類ごとに実例をあげて、
・フード、ドリンク
・ファッション
・サプリメント、コスメ
・貴金属
・大きな商品(家具や布団)
・植物
・刃物、ステンレス製品
・器
・雑貨
・バス、トイレタリー用品
・メガネ、サングラス
・カーテンやカーペット
・鏡やパネル
など、実に細かく説明してある。
それぞれが「商品写真」としての説明だから、背景やイメージなどの工夫もちゃんとされている。
ネットショップの撮影をする人だったら、今までの苦労がすーっとなくなっていくだろう。
プロ向けや「美しい芸術的な写真」を撮るための本ではないから、
「撮影時間や用具のコストを考えると、この商品はこの辺で妥協すべき」
など、すっぱりとライン引きされているのも、いちいちうなづける。
ネットショップで写真撮影する人の必需品ともいえる本である。大絶賛でおすすめ!!
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明治大学卒業後、27歳でヒロテックを起業。パソコン畑一筋。
amazonで即買しました(笑)
この連休写真と共に過ごしましたので・・・
タイミングの良い記事をありがとうございました。
一眼レフの購入を目指していましたが、考えが変わりそう!
私も幸せになるぞ!
おおー、さすがのレスポンス!!
ガラスの瓶への写りこみ対策(ガラスに周りの風景が映ってしまうこと)も書いてありますから、ぜったい、役に立つと思います。
まずは手持ちのカメラで上手に撮ることからはじめよう。
一眼レフを買ったときにも役立つし。
がんばってくださぁ~い!!