京大芸人 by 菅 広文
[UP:2009.02.23]
私が一番お気に入りのテレビ番組は、月曜日8時から放送されている「Qさま!」である。
クイズ番組はいろいろあるが、レベルの高い問題が次々と出題され、タイムアタック的な進行なので1時間の間、まったく飽きさせない。10人でトライする団体戦というやり方もいい。
その番組で団体戦アンカーをよく務めるのが、京大法学部卒のお笑い芸人、宇治原史規である。
お笑い芸人としては型破りな真面目さ(?)で真剣そのものの彼だが、なんとはなしに面白いのである。
その彼の相方が、自分のことや彼のことを書いたのが、「京大芸人」という、この本である。
・講談社
・2008年10月初版
・定価:1400円+税(188ページ)
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■目次抜粋
「高性能勉強ロボ」との出会い
芸人なれへん?
宇治原独自の勉強法
夏期講習とゴールドカード
マークシート必勝法
センター試験で壊れたロボ
京大合格、サクラサク
浪人生になった僕
怖そうなおっさんんと不思議な6畳間
友達からコンビへ
宇治原くんは好きだったし、この本が発売されていたのは知っていたけど、「1400円も出して買うほどじゃないよな」と思っていたが・・・書店で少し立ち読みして、どーんとはまってしまった。
淡々と書かれている文章が笑えるのだ。
宇治原と自分の勉強法の違いが「わかる、わかる」とうなづける。
受験モノでは『ドラゴン桜』が有名だが、それにも負けず劣らず、参考になる。
残念ながら今年受験真っ最中のウチの息子には遅かったが・・・高1生くらいには読んでほしい本である。
そして、淡々と書かれている文章から、二人の友情がすがすがしく感じられる。
せっかく京大に入ったのに、芸人オーディションを受けるため、「週末ホームレス大学生」になる二人。
それでも、文句1つ言わず、むしろ、楽しんでいるような二人。
知らず知らずのうちに、二人の応援団になってしまう。
勉強には宇治原くんのほうが向いていたかもしれないが、菅くんは作家としての才能があるんじゃないだろうか・・・
宇治原くんのロボぶり、全部落っこちちゃった菅くんの心境、オーディションへの道・・・
そんな悲喜こもごもをさらりとさわやかな笑いにしてしまう腕はかなりものものを感じた。
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明治大学卒業後、27歳でヒロテックを起業。パソコン畑一筋。
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