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<洋画>ブーリン家の姉妹 - ヘンリー8世と王妃の修羅場を描く

[UP:2008.11.17]  

先日オープンしたシネコン「金沢コロナワールド」で映画を観てきました。
ローマ教皇と決別してイングランド国教会を設立したヘンリー8世とその王妃たちのお話。
ヘンリー8世は王妃と離婚したくって国教会を始めたって話は有名ですね。
原題は「The Other Boleyn Girl」(もう一人のブーリン)ということで、イギリスではアン・ブーリン王妃(エリザベス1世のお母さん)は有名らしく、その妹であるメアリー・ブーリンにスポットをあてたという形になっています。
 

200811_boleyn.jpg

ストーリーは

野心家で新興貴族のトーマス・ブーリンは義弟のノーフォーク公と組んで、娘のアン・ブーリンをヘンリー8世に差しだし、一族の繁栄を図ろうとする。
しかし、ヘンリー8世の目に留まったのは心優しい妹のメアリーだった。
勝気なアンはヘンリー8世の寵愛を得ようと画策する。
アンの策略が実を結び、晴れて王妃となるアンだったが・・・・

結論から言うと、
めっちゃ、面白かった~~!!
ワタシテキには久々のヒット作だわ、これ。

映画の予告でも公式サイトでも、二人の姉妹の「運命の恋の物語」と書かれているが、この映画はそんななまっちょろいものではなく、人の欲望が渦巻く人間ドラマである。
政治の面の策略と考えると、レッドクリフよりずっと「歴史モノ」って感じだし、古今東西変わらぬ人間の側面が描かれている面では文学性も高い。
そういう面を強調したキャッチコピーにしたほうが売れるんじゃないかなーと思う。

頂点に立つために欲望むき出しで策略を練るアン・ブーリン。
その強さはアン・ブーリンをより美しくしている。スカーレット・オハラを彷彿とさせるのだ。
人間の「真の強さ」とは何か、を考えさせられるメアリー・ブーリン。
アン・ブーリンにはめられながらも、凛とした気品ただよわせるキャサリン王妃。
3人の女性の間で振り回されるヘンリー8世。

二人を道具に政界での出世を図る、トーマス・ブーリンと弟ノーフォーク公。
二人の娘を政争の道具に使うことに最後まで反対し、夫トーマスを責める妻。

この作品がどこまで史実に忠実なのかはわからないが・・・
イギリスで起こった事件を描きながらも、洋の東西を問わず、時代の新旧を問わず、ずーっと繰り返されてきた人間のあくなき営み、というものを描いている点が賞賛に値する。

長い映画だったが、展開が急でドンドン事件が起き、ハラハラドキドキ、退屈することがない。
女優はもちろん、男優たちの衣装もとてもステキである。
見終わった後、「頭、整理してもう1回観たい」と思わせる映画だった。
 
 

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prof.gif明治大学卒業後、27歳でヒロテックを起業。パソコン畑一筋。
自称活字中毒。映画と旅行、美味しい食べ物も大好き。
石川県輪島市生。現在、金沢市在住。両親、ダンナ、息子と5人家族
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