<邦画>能登の花ヨメ
[UP:2008.07.11]
ずいぶん遅くなったけど、ようやく見に行く時間が取れました。
「ま、ご当地映画だし、みどころは所詮、地元の風景かな」と思っていましたが、意外と映画のテーマは深いものがありました。全国にいると思う、親を田舎に残して都会に出ている人たち、みんなが考えさせられる映画になっていました。
ストーリーは
東京の広告代理店でバリバリと働く主人公のみゆき(田中美里)は、婚約者の母(泉ピン子)が交通事故にあったと聞き、単身能登を訪れる。初めての土地、初めての習慣にとまどいながらも、家族や近所の人と一緒に暮らしていく意味がだんだんわかってくるのだった。

映画の公式サイトで、
都市と地方の格差の増大、過疎化と人口集中、高齢者社会‥‥「能登の花ヨメ」は、現代を生きる私たちが切実に向かい合う現実を直視するきっかけを提供するに違いない。
と書かれていましたが、まったくその通り。
白羽監督の熱い思いが伝わってきましたよ。
映画の中で、
(一人暮らしの親たちは)子供に迷惑をかけまい、と必至になって生きている
というシーンがあったのだけど、これなんか、本当にその通りだな、と思う。
でも、問題提起は深遠ながらも、コミカルなシーンも多くって、笑いながら見れるのもいい感じ。
能登人として「ま、都会から来るとそーやろな」ととっても納得できるシーンもたくさんありましたし。
お定まりのストーリーといえばそうなんだけど、完成度はナカナカ高かった。
最初、泉ピン子が田中美里にエラク冷たいんで、一緒に見に行ったうちの母は
「全国公開したら、能登の人がみんな冷たいんなだと思われないかね? 誰も嫁に来んなるかも」
と心配そうでしたが・・・・。
ただし!!
地元の厳しい目で言わせていただくと、どうしても我慢ならない点が1つだけあった。
それはこの映画のクライマックスシーンともなっている、キリコ祭りのシーン。
なぜ、あんなしょーもない寂しい風景のキリコ祭りを???
宇出津のあばれ祭りも、石崎の奉燈祭りも、もちろん、輪島のキリコ祭りも、
もっとずーんと盛大で、ずーっと賑やかで、もっとずーっと大掛かりだよっ!!
あんな村の社をぐるぐる回るだけのお祭りじゃないやい!!
先日、北国新聞で「能登のキリコ祭りを東北4大祭りのようにしよう」という記事が載っていましたが、それに相当するくらいの壮大な祭りなのだ。
町中がざわざわと祭りに向けて浮かれていく・・・そんな祭りは金沢にだってないのだ。
祭りで育ち、祭りが大好きな私は、全国の人に「あれがキリコ祭り」と思われると大変心外なのだった。
それと、祭りの日程!!
能登には10月にキリコ祭りをやるところはないのに、ナゼ10月という設定になったんだろう?
キリコ祭りは暑い夏の最中じゃなくっちゃ!
映画撮影中、誰かこの部分にツッコミを入れる人がいなかったんだろうか?
映画の最後のエンドロールでは、
「能登の花ヨメ」仲人さん募金、応援団
の名前が流れ、穴水の超有名なおすし屋さん「幸寿し」さんも出ていたねっ!!
8月からの全国公開も大成功するといいですねーー。
エンドロールも見れる、公式サイトはこちらから
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明治大学卒業後、27歳でヒロテックを起業。パソコン畑一筋。
こんにちは。キリコ祭りのことで一言。
「能登の花ヨメ」、私はまだ見ていないのですが、
能登のキリコ祭りは10月中頃まで、輪島や珠洲で行われる地区がけっこうありますよ。小さな集落の素朴なキリコ祭りも、能登には数多くあります。小さくて素朴でも、キリコ祭りに対する思いは、たぶん同じようなものがあると思います。
でも、だいたい、地元の祭りや大きな祭り以外は、あまり関心持たないですね。最近、いろいろなキリコ祭りが、情報は少ないながらも紹介されるようになってきたのは、良いことだと思います。
コメントありがとうございます!
> 小さくて素朴でも、キリコ祭りに対する思いは、たぶん同じようなものがあると思います。
なるほど、それはその通りですね。
お祭りへの熱い思いは、大小に関わらず、みんな一緒だね。
ただ・・・
映画では、ひと晩にかける線香花火のようなせつない熱気みたいなものが感じられなかったものですから、ついつい苦言になっちゃいました。
あの(実体のない)雰囲気を映画のワンシーンで出すのは無理ってものかもしれない。