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おもてなしの経営学 by 中島 聡

[UP:2008.06.04]  

「おもてなし」は最近、見直されはじめた日本語である。
この本の著者、中島氏は元マイクロソフト社員でWindowsを作った人として有名な方である。
副題が「アップルがソニーを超えた理由」とあって、さっそく読んでみた。
おもてなしの経営学

・アスキー新書
・初版:2008年3月
・752円(271ページ)
amazon.co.jpで見る

■目次抜粋
・おもてなしの経営学
・ITビジネス薀蓄
・特別対談
  VS 西村博之
VS 古川 享
VS 梅田望夫


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スタバは人々とのライフスタイルにゆとりを
持たせる場を提供しているのであって、
ラテはスタバを演出する道具のひとつでしかない
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スタバに行ったことがある人ならば、これにはうなづけるものがあると思う。
スタバに入ったときの「コーヒーの香り」とか、落ち着いた店舗のデザインなど、ユーザーが体験するもの、これがユーザー・エクスペリエンスだ。
著者はこの「ユーザー・エクスペリエンス」を「おもてなし」と訳し、ユーザー・インターフェイスと明確に区分けしている。大胆な訳だが、同感できるところが多い。


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「ユーザーを驚かせたい」というものすごくピュアな
ものづくりの姿勢がアップル製品にはにじみ出ている
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この例として、iPodのシリアル番号が(シール添付ではなく)刻印されていることをあげている。
これが「アップル製品を持つ人たちへのおもてなし」である。

先日読んだ「感動する脳」にも出ていたが、「数値で測れない価値」というものがある。
この「おもてなし」もまさにそれ。クオリアが感じることだよね。

でも、これこそが、今後、製造業だけでなくすべてのビジネスにおいて必要となってくるものだろうと思う。
Webサイトを作るときにも、どんな場を提供できるのか、どんなおもてなしができるのかをまず考えないといけないのである。ショップに並べてある商品はそれを手助けする道具の1つか。
今まで制作してきたWebサイトにおいても、どのようなおもてなしができているのか、もう一度、振り返らないといけないと痛感した。


この本は私が知りたかった「おもてなし」の部分は全体の3分の1ほど。それがちょっと寂しかった。
ここをもっと突っ込んで、中島氏なりの洞察を知りたかったんですが・・・・
月刊アスキーを読んでいる私としては、第2章のITビジネス薀蓄は、既読だったし。
対談は、システムエンジニアのはしくれをやっていた私としは、非常に面白かったけど。

中島さん、また後日、おもてなしについての深い洞察を聞かせてくださいね。

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prof.gif明治大学卒業後、27歳でヒロテックを起業。パソコン畑一筋。
自称活字中毒。映画と旅行、美味しい食べ物も大好き。
石川県輪島市生。現在、金沢市在住。両親、ダンナ、息子と5人家族
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