グーグルに勝つ広告モデル by 岡本一郎
[UP:2008.06.25]
「グーグルに勝つ」というタイトルから、「新しい時代のWeb広告」などの提言が書かれている本のような気がするが、この本は4大マスメディア(テレビ・新聞・ラジオ・雑誌)の今後のあり方を探るというのがテーマの本である。その意味で、サブタイトルである「マスメディアは必要か」のほうが内容の意味を正しく伝えているだろう。
数々のデータをもとに論を展開しているので、説得力を感じる内容だ。
・光文社新書
・2008年5月初版
・720円+税(197ページ)
amazon.co.jpで見る
◆目次抜粋
・マスメディアの本質は「注目=アテンション」の卸売業
・マスメディアの競合としてのインターネットメディア分析
・4マスメディアVSインターネット
・テレビVSインターネット
・なぜ、それでもマスメディアは必要なのか
・マーケッターに求められるパラダイムシフト
********************************
「押し」のアテンションに対して「引き」のインタレスト
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グーグルはアテンション(注目)ではなく、インタレスト(興味)の卸売をするビジネスモデル。
ヤフーは流通経路にインターネットを使っているだけで、基本は(4マスメディアと同じく)アテンション・エコノミー
グーグルとヤフーの違いについて語っている本は多いが、著者は「アテンション」という観点で語っているのが面白い。メディアビジネスの本質をアテンションとして捉えることで、「アテンションの取扱量」という総量把握という考え方が見えてきた。
********************************
グーグルは「時間を売っている」
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ミクロ経済学的にいえば、一人一人の個人がこれまで情報の整理にかけていたコストを、グーグルが削減しているということになる。この時間が貴重であればあるほど、グーグルの時価総額は高まる
はー、なるほどねーと思った一説。グーグルって会社は不思議なところがあるようで、いろいろな人が理由を分析したがる。ま、あれだけ一気に大きくなったんだから、当たり前か。
グーグルの創始者たちはそこまで考えてビジネスモデルを考えたわけじゃないかもしれないけどね。
単に「こんなんあったら便利やわ」と思って作り出したんじゃないかと思うけど。
********************************
テレビのもつメディアとしての本質的な特徴
個人の趣味や嗜好を超越して社会的に共有できる話題や娯楽の提供
********************************
この辺が一番興味をそそられる分野でもあった。
情報提供という土俵で考えると、好きな時間にアクセスできるネットのほうが便利だと感じる。
今の時代のスピードから考えると、テレビは情報取得のコストパフォーマンスが悪いもん。
でも、テレビとネットではこの「個人の趣味を超越して」とか「偶発性(たまたま出会う)」という面が大きく違っている。この違いって、社会に与える影響がとぉっても大きい部分じゃないかと感じている。
ま、テレビが「社会に対する連帯感」をかもしだしていたのはずいぶん前のことのような気がするし、これからも、テレビがその立場を貫けるかどうかはわからないけど。
本書の中に「子供部屋のアテンションが奪われたことが経営上の数字に出てくるまで20年かかった」という著述があった。
今、子供部屋のアテンションはケータイである。
そして、このケータイも偶発性のないツールである。仲間は共有できるかもしれないが、社会への連帯感が得られないツールである。
そのような現状が今。
これから20年経ったとき、どうなっているのだろうか。
数々のデータをもとに論を展開しているので、説得力を感じる内容だ。
・光文社新書
・2008年5月初版
・720円+税(197ページ)
amazon.co.jpで見る
◆目次抜粋
・マスメディアの本質は「注目=アテンション」の卸売業
・マスメディアの競合としてのインターネットメディア分析
・4マスメディアVSインターネット
・テレビVSインターネット
・なぜ、それでもマスメディアは必要なのか
・マーケッターに求められるパラダイムシフト
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「押し」のアテンションに対して「引き」のインタレスト
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グーグルはアテンション(注目)ではなく、インタレスト(興味)の卸売をするビジネスモデル。
ヤフーは流通経路にインターネットを使っているだけで、基本は(4マスメディアと同じく)アテンション・エコノミー
グーグルとヤフーの違いについて語っている本は多いが、著者は「アテンション」という観点で語っているのが面白い。メディアビジネスの本質をアテンションとして捉えることで、「アテンションの取扱量」という総量把握という考え方が見えてきた。
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グーグルは「時間を売っている」
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ミクロ経済学的にいえば、一人一人の個人がこれまで情報の整理にかけていたコストを、グーグルが削減しているということになる。この時間が貴重であればあるほど、グーグルの時価総額は高まる
はー、なるほどねーと思った一説。グーグルって会社は不思議なところがあるようで、いろいろな人が理由を分析したがる。ま、あれだけ一気に大きくなったんだから、当たり前か。
グーグルの創始者たちはそこまで考えてビジネスモデルを考えたわけじゃないかもしれないけどね。
単に「こんなんあったら便利やわ」と思って作り出したんじゃないかと思うけど。
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テレビのもつメディアとしての本質的な特徴
個人の趣味や嗜好を超越して社会的に共有できる話題や娯楽の提供
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この辺が一番興味をそそられる分野でもあった。
情報提供という土俵で考えると、好きな時間にアクセスできるネットのほうが便利だと感じる。
今の時代のスピードから考えると、テレビは情報取得のコストパフォーマンスが悪いもん。
でも、テレビとネットではこの「個人の趣味を超越して」とか「偶発性(たまたま出会う)」という面が大きく違っている。この違いって、社会に与える影響がとぉっても大きい部分じゃないかと感じている。
ま、テレビが「社会に対する連帯感」をかもしだしていたのはずいぶん前のことのような気がするし、これからも、テレビがその立場を貫けるかどうかはわからないけど。
本書の中に「子供部屋のアテンションが奪われたことが経営上の数字に出てくるまで20年かかった」という著述があった。
今、子供部屋のアテンションはケータイである。
そして、このケータイも偶発性のないツールである。仲間は共有できるかもしれないが、社会への連帯感が得られないツールである。
そのような現状が今。
これから20年経ったとき、どうなっているのだろうか。
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明治大学卒業後、27歳でヒロテックを起業。パソコン畑一筋。
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