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ありえないマーケティング by 原田 翔太

[UP:2008.06.18]  

副題は「22歳の大学生が一億円稼いだ」とある。著者は1984年生まれ、現在24歳の現役大学生である。一見すると、著者のサクセスストーリーに見えるが、本書の内容はそれではない。
マーケティングコンサルタントの会社などを経営する著者が実践してきたマーケティング手法を紹介している本である。煽るようなタイトルと異なり、中身はマーケティングの基本が実践的にわかりやすく書かれているので、入門書として一読をおすすめしたい。たった4年間でこのレベルを会得するに至った著者の眼力に敬服した。
ありえないマーケティング

・出版:インデックス・コミュニケーションズ
・初版:2008年3月
・定価:1500円+税(223ページ)
amazon.co.jpで見る

◆目次抜粋
・語られざるマーケティングの本質
・圧倒的にお客様を呼び込むしくみの作り方
・儲かる利益体質のビジネスを作る
・本物の顧客を育てる




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情報が飽和した成熟産業での戦い方はズバリ
「情報を提供しない」こと
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「真剣にご検討されている方以外、お話できません」と言い切る
情報を提供する前にワンクッションおいて、ワンステップずらすことで、過当競争の中から抜け出す

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ブルーオーシャン戦略
自分にしかできないことを一番乗りで叫ぶ
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※ブルーオーシャンとはライバルが誰もいない穏やかな海のこと。対してレッドオーシャンとは競合ひしめく激戦区のこと

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すべてわかるということはつまらないということ
広告は「語りすぎ」
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敵をつくるくらい強い主体性を持った強烈なメッセージ
だけがお客様の心に届く
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お客様が「自分はコントロールされている」と感じたとき
商品やサービスに対する「期待」が「怒り」に変わる
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・・・とまあ、本書の中から何点か抜書きしてみましたが、これでもわかるとおり、書いてある内容は奇をてらった新しい手法でも何でもありません。でも、その範囲の広さ、事例のわかりやすさ、本質をずばり突いた表現などは非常にためになりました。

そして、この著者の手法が実践されているのが、本に挟んであるピンク色の一枚の紙
表には「おめでとう」のキャッチとともに「この紙が入っている人はラッキーです」なんて、しれっと書かれている。
ありえないマーケティング
裏を返してみると・・・
200806_arienai2.jpg
このコピー。目がいくと同時に「あるプレゼント」などと「語り過ぎない」内容で、ウェブサイトへの誘導。
アクセスしてみると、本のISBNコードとメールアドレスを入力させるようになっており、「特典資料」の送付とともに、同時にメールマガジンへと登録されるしくみ。
マーケティングの実例として、文章で書かれるより、体感できた気がする。

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prof.gif明治大学卒業後、27歳でヒロテックを起業。パソコン畑一筋。
自称活字中毒。映画と旅行、美味しい食べ物も大好き。
石川県輪島市生。現在、金沢市在住。両親、ダンナ、息子と5人家族
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