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<邦画>象の背中

[UP:2007.11.02]  

この映画の原作は、様々なジャンルで数々のヒットを飛ばしてきた多才、秋元 康氏が手がけた初の長編小説。感動モノが大好きなダンナにひっぱられて観にいってきました。

ストーリーは・・・
主人公の藤山(役所広司)は、妻と子供二人、順風満帆に暮らす48歳の不動産会社部長。マンション建設の大掛かりなプロジェクトリーダーとして活躍し、ちゃっかり愛人なんかもいる彼が、ある日突然、末期の肺がんと宣告される。余命半年という医師の言葉に戸惑いながらも、藤山が選択したものは、延命治療ではなく、人生を全うすることだった。

「がん」を宣告されたときの役所広司の表情がとてもリアリティがあったなー。
ま、基本展開としては、家族との絆を再確認し、家族に看取られて亡くなるという「よくあるパターン」なんですがね。
ところどころにちりばめてあるディティールが妙にリアリティがあって、泣かせる。
病気のことを奥さんには言わないのに愛人にはさらりと言うとか、悪友とのけんかエピソードとか、ホスピスで知り合った人がライターだけを残していくとか、「死ぬのが怖い」という台詞を言えるのは兄さんの前だけだとか・・・。

でも、この映画における愛人の設定にはちょっと疑問を感じるなー。リアリティを出すためなのかな。
愛人との関係の掘り下げ方が(時間がないせいで)いまいちだったこともあるのだろうが・・・。
主人公が「妻に言っておくから愛人に自分の骨をわけてやってほしい」と兄に頼む場面では、殴ったろか!と思った。こいつ、どっちの女性の気持ちもわかってない!と。

誰しも、この映画を見ると「自分が余命半年と宣言されたらどうするだろう?」と考えるだろう。
ワタシ的には、半年という「自分の生と向き合える時間」が与えられる終わり方は逆に幸せかもしれない、と思う。会社という子供を産み育ててきた私にとっては、これをなんとかきちんとしておかないと死んでも死に切れないからだ。自分にはどんな終わり方が用意されているのかわからないが、「時間」が与えられる終わり方をしたいものである。

この映画のサイトは、「自分が余命半年と言われたら」というコメントを投稿するようになっており、WEBサイトとしては面白いしかけになっている。俳優さんなど有名人からのコメントがたくさんあるので、読んでいるとけっこう考えさせられる。

象の背中の公式サイトはこちらから
 


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prof.gif明治大学卒業後、27歳でヒロテックを起業。パソコン畑一筋。
自称活字中毒。映画と旅行、美味しい食べ物も大好き。
石川県輪島市生。現在、金沢市在住。両親、ダンナ、息子と5人家族
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