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アマチュア論。 by 勢古 浩爾

[UP:2007.09.19]  

最近は「プロフェッショナル」に関する本やテレビ番組がさかんだ。反面、Web 2.0の潮流として見逃せないのが、オープンソースやコミュニティに代表されるような「無償精神」というものである。
その辺の意識の違いや底辺に流れる共通性などに興味を持っていたところ、北國新聞のブックレビューでこんな本が紹介されていたので読んでみた。
アマチュア論
・出版:ミシマ社
・2007年8月初版
・定価1600円+税

■目次抜粋
・みんな「プロ」になりたい
・生きる方法としてのアマチュア
・こんな「プロ」はいらない
・こんな素人はいらない
・こんなアマチュアになりたい
・これが負けないアマチュア的思考
・アマチュアは人間のゼネラリストである


先に断っておくが、上の写真は掲載を間違ってさかさまになったのではない。
装丁がこうなのである(オビはちゃんとまともについているが背表紙もさかさまである)。
なんともユニークな装丁の本なのである。

さて、結論から言うと、この本では前述した私の「知りたいこと」へのヒントはもらえなかった。
ちょっと残念・・・・。

最近の「低迷するプロ」への怒りはまったくよくわかるが、実名をあげてその点を書き連ねている部分が多すぎて、「~はいらない」の部分は割愛したほうが良かったのでは、と思う。

ただ、これから「アマチュア精神」なるものが、時代を動かしていくことは間違いない。
著者が述べる、アマチュア精神の基本は6つあるが、そのうち、
・ひとりでやる
・否定から入らない
というのが面白かった。
コミュニティでも、「みんなでやろうね」ではなく、主宰者がやっていることや人となりに共感して「ひとり」ずつが集まってくる、というコミュニティのほうが質が高いような気がする。

本論から離れるが、この本の中で、アマチュア精神の例として「生協の白石さん」を紹介している。
『アエラ』が「白石さんの論理力」を分析した記事で
「白石さんはどんな質問でもいったんは受け止めて、しかし、ただ、できれば、と切り返している。単に論理的だけでなく、受け止め方に共感があるから相手は納得しやすい」
と書かれていた。この分析は多分に示唆に富む。
白石さんを見習わなくては・・・。次は『生協の白石さん』を読もう。
 


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prof.gif明治大学卒業後、27歳でヒロテックを起業。パソコン畑一筋。
自称活字中毒。映画と旅行、美味しい食べ物も大好き。
石川県輪島市生。現在、金沢市在住。両親、ダンナ、息子と5人家族
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