プロフェッショナル進化論 by 田坂 広志
[UP:2007.06.06]
今回、ご紹介するのは、これからの時代の「プロフェッショナル」とはどうあるべきか、ということをよーく考えさせられる本。ビジネスパーソンはもちろんのこと、SOHOでやっている人、自分の才能で稼いでいる人には特におすすめの一冊です。
PHPビジネス新書
800円(税抜)
2007年5月初版
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■目次抜粋
第1章 「個人シンクタンク」の時代が始まる
第2章 「個人シンクタンク」への進化 6つの戦略
・インターネットを自分の「知的創造の場」にする
・良き影響力を持つ「自分だけのメディア」を育てる
・自分の「経験の智恵」を語れる専門分野を定める
・人々の智恵が集まる「コミュニティ」を創り出す
・人々の行動を集めて「ムーブメント」を創り出す
・自分の「パーソナリティ」を発信する
ここでいう「個人シンクタンク」とは、「一人で様々な分野のシンクタンク機能を発揮できる人」という意味であり、「シンクタンク」というのは、
情報や知識を分析し、未来を予見し、コンセプトを提案し、広く伝えていく
ということを指している。
いままでは、この作業は「組織」でしか出来なかった。しかし、インターネットなどの進化によってすべての工程が個人でもできるようになっている。「個人シンクタンク」となれるプロフェッショナルだけがこれから活躍できるという、ある意味「とても厳しい」内容の本なのである。
「こんなこと、一人で全部出来たら天才やろが!」と思うけれど、現実は過酷で時代は確かにその通りであるから、著者の意見に深く同感せざるを得ない。幸い、この本は進化の方向と方法を具体的に明確に示してくれる。私にとっては灯台のような本だった。
■この本の「なーるほど」
・ネット革命の結果、「専門的な知識」や「最先端の知識」といった、言葉で表せる知識は価値をもたなくなった。
・ネットをナレッジ・ベースにするとき、
この場所から有益な情報を得られるかもしれないという「方向感覚」
概観(長期トレンドを知る)と、集中(詳しく読むべき情報)を瞬時に切り替える「身体感覚」
が必要である。
・単に知識を持っているだけの「机上プロフェッショナル」は「熟練プロフェッショナル」から見ると力量が透けて見える。なぜなら「言葉が軽い」からである。
・コミュニティには主宰者の「人間力」が現れる。だからコミュニティの主宰者は成長できる。
・これからの企業サイトでは経営トップが「動画」を通じて、消費者や投資家に直接語り掛けなければいけない。
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明治大学卒業後、27歳でヒロテックを起業。パソコン畑一筋。
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