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人口が変える世界 by 日本経済新聞社

[UP:2007.05.16]  

これから世界がどう変わっていくのかは誰しも興味のあるところであるが、この本はそんな未来図を「人口」という切り口で考えた本である。
人口が変える世界
人口だけが世界を変えるファクターではないと思うが、人口というデータは近未来において、もう変えようがない確定したデータでもある。
人口ピラミッドなどを元に語られる分析はとても説得力がある。

以下、内容から抜粋

■中東問題
・爆発するイスラム人口に対処するため、イスラエルは体外受精を国家が負担してまで人口を増やそうとしている
・レバノンでは議席を宗派人口で割り振っているため、正確な人口統計を取ることはタブーである
・2050年、世界の1/3はイスラム教徒である

■BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)
・4ヶ国のなかで2050年まで人口増が続き、労働者が確保できる国はインドだけ
・中国の高度成長を支えてきた労働力は少子高齢化で終わりをつげ、福祉年金問題に直面
・極東ロシアは中国移民に「侵略」される
・ロシアは数十年後はイスラム教徒が多勢になる
・ロシアの自殺者は年間5万人、男性の平均寿命は50歳代

■その他
・東アジアの10年後は、若年労働者を各国が奪い合う時代
・アフリカの人口増はエイズなどでストップがかかる
・アメリカは今後も人口増を見込める唯一の先進国だが、その経済を支えるのはメキシコ移民
・移民をどう取り込むかが先進国の課題
・高齢化はその国の軍事力を確実に低下させる

■都市化
人口減の国でも人口増の国でも変わりなく見られる傾向が都市化である。
都市化では、食料を生産せず、消費するだけである。
この都市化傾向が今後の食糧事情を左右する。

などなど、様々な国の人口データが読み解かれている。
あなたはこのデータからどんな未来を予想するだろうか。
 

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prof.gif明治大学卒業後、27歳でヒロテックを起業。パソコン畑一筋。
自称活字中毒。映画と旅行、美味しい食べ物も大好き。
石川県輪島市生。現在、金沢市在住。両親、ダンナ、息子と5人家族
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