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国家の品格 by 藤原正彦

[UP:2007.01.18]  

昨年の流行語大賞「品格」の元となったベストセラーだから、もうお読みになった方も多いかもしれない。

正月旅行に携帯したのだが、タイトルの硬さの割に中身が読みやすく(文字もでかい)、行きの飛行機の中だけで読み終えてしまった。講演の内容を元にしてあるので、中身はいたって口語調なのである。

さて、肝心の内容は、出版社の紹介文によると、

国際化という名のアメリカ化に踊らされてきた日本人は、この誇るべき「国柄」を長らく忘れてきた。「論理」と「合理性」頼みの「改革」では、社会の荒廃を食い止めることはできない。いま日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神であり、「国家の品格」を取り戻すことである。すべての日本人に誇りと自信を与える画期的提言。

となっています。

著者の論には「うんうん、なるほど」という面と「ここまでは・・・」と感じる面があり、特に武士道精神ですべてカタがつくかどうかは疑問に思うが、産業革命以降の主流となってきた「合理性、効率重視」の考え方が行き詰っているというのは納得。最近、よく感じる。

また「真の国際人となるなら英語より国語」というのは同感である。
それにプラスして日本史。
日本のことをよく知り、自国を誇りに思う気持ちがないと国際社会ではやっていけない。

昔は「日本の常識は世界の非常識」と言われ、日本の常識を世界の常識に近づけないと国際社会ではやっていけない、という論調が一般的だった。ま、このときの「世界の」は「アメリカの」ってことですが。

でも、これからは「世界各国それぞれの常識」の良さをみんなが理解し、尊重していくようなスタンスで国際社会を運営していかないとダメだよね。
日本も独自の常識をどんどん国際社会にアピールしていかないといけない。

こういう視点で、未来人を育てるべく、義務教育を考えてほしいものである。

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prof.gif明治大学卒業後、27歳でヒロテックを起業。パソコン畑一筋。
自称活字中毒。映画と旅行、美味しい食べ物も大好き。
石川県輪島市生。現在、金沢市在住。両親、ダンナ、息子と5人家族
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