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<商品の見せ方>実利のVISA、物語のマスターカード

[UP:2006.01.31]  

WEBで商品を説明するとき、どうやっているだろうか?
「美味しい」「お得」「便利」などなど、商品の特徴を列記しがちだ。
これはこれで、正攻法である。
しかし、商品の見せ方という点では、もう1つのアプローチがあると思う。

それは、物語を作る、ということだ。

たとえば、同じクレジットカードのテレビCM。
VISAのCMでは、
「○○でもVISAが使えます♪」
と軽い音楽にのって、いかにVISAがいろいろなシーンで使えるかをPRしている。
身近な用途を絞ったCMで、これはこれで「世界○○ヶ国で使えます」よりずっとインパクトがある。

一方、マスターカードでは、熟年夫婦の旅行シーンで
「一緒に走ってきた25年間:Priceless、お金で買えないものがある」
と夫婦の人生を感じさせる展開。

同じ対比が、生命保険のアリコと日本生命でも見られる。
ご存知アリコは完全な商品特徴連呼型。
対して、日本生命は父と娘の人生シーン、母と息子の子育てシーンをバックに、「お金に愛情を込めることはできます」とくる。保険商品自体の説明は一切なし。

どちらがいいというわけではない。
自社の商品の特徴や社会的認知度、購買層などを考えて決める必要がある。

物語的な説明は30代~50代の高学歴層にウケルとの結果が出ている。

たとえば、器を売りたいとする。
器の写真を前後左右から撮って掲載する。大きさを書く。
そんなことではなく、この器は誰のどんな思いを入れたらいいのか、とか考えてみる。
ひょっとしたら、母が娘の嫁ぐときにもたせるかもしれない。
おばあちゃんの形見かもしれない。
貧乏な時代にやっとの思いで買ったものかもしれない。
そんなイメージがあれば、使う写真も違ってくるかも。

自社の商品から「物語を作る」さらに「その物語を見せる」というのは、やってみると結構難しい。
CM製作者は、販促のプロ中のプロ。素人が簡単にまねできるものではない。
でも、トライしてみる価値はあると思いませんか。

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prof.gif明治大学卒業後、27歳でヒロテックを起業。パソコン畑一筋。
自称活字中毒。映画と旅行、美味しい食べ物も大好き。
石川県輪島市生。現在、金沢市在住。両親、ダンナ、息子と5人家族
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